実地疫学専門家養成コース(FETP)

実地疫学専門家養成コース(FETP)について

平成11年に感染症法が施行され、都道府県での感染症予防に関する義務が重要となり、そのための実地疫学専門家がますます必要とされるようになった。
そのため、国立感染症研究所での2年間の実務研修である本コースが平成11年に設置された。

目的


感染症の流行・集団発生時、迅速・的確にその実態把握及び原因究明に対応し、平常時には質の高い感染症サーベイランスの実施と体制の維持・改善に貢献できる実地疫学専門家を養成し、その全国規模ネットワークを確立する。
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目標


修了後は実地疫学者として、自治体や医療施設等において、感染症危機管理事例を迅速に探知して適切な対 応を実施するためのコアな人材となることを目標としている。

対象


国、自治体等において感染症対策等の公衆衛生業務に従事している者、あるいは従事しようとしている者、又は感染症対策等地域保健業務に従事しようとしている者、もしくは大学等において感染症対策の専門家の養成に携わっている者

研修内容


国立感染症研究所で実施される初期導入コース、及び実地疫学研究センターを中心としたスタッフ 並びにWHO・米国CDC 等の海外専門機関や国内機関から随時招聘される専門家による指導により、 次の事項を習得させる。

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これまでにFETPへ人材を派遣した自治体(都道府県単位)


2024年4月現在(第1期~第26期)
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研修風景


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お知らせ

2025年1月23日
令和7年度 FETP研修員募集に関するお知らせとお詫び